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モバイル機器の文字入力。

パソコンについては、多くの人がキーボードを使って文字入力を行うということに同意すると思う。JIS配列かUS配列かという問題はあるけれど。ちなみに自分はUS配列派。
問題は、スマホやタブレット。フリック入力か、qwerty配列か、あるいは音声入力か、と好みがわかれる。最近iPad Proでの入力方法を変えてみたら意外とよかったので、自分の文字入力環境をメモしておく。

まず、Androidスマホにおいては アルテ on Mozc というIMEを使っている。以前はGoogle 日本語入力でフリック入力を使っていた。Godan入力もおもしろいのでぜひ試してほしい。
で、そのアルテ。Google 日本語入力と似た見た目のIMEで、ターンフリックという機能が特徴。これを使うと、濁点や促音(っ)などの入力がスムーズにできる。



既にフリック入力に慣れている人なら、数日で習得できるのではなかろうか。

アルテのデメリットとしては、Google 日本語入力などの他のIMEを使うと打ち間違いが増えること。あと、Google 日本語入力に比べると変換性能が劣る。アルテでは、Mozcという、Google 日本語入力のオープンソース版を使っているそう。

iPhoneではIMEが選べないから…と言いたいところだけど、iOS8くらいで開放されたんだったか。とはいうものの、なんだかんだで標準のIMEを使っている人が多いような気がする。ちなみに自分は 数時間しかiPhoneを使っていない ので、省略。


一方のiPad Pro。
他のAndroidタブレットを使ったときにも悩んでいたのだけれど、タブレット端末における文字入力がどうにもしっくりこない。Google 日本語入力を使って両手の親指でフリック入力はできるけど、画面の真ん中あたりに出てきた変換候補を選びたいのに指が届かない。とはいえ、ソフトキーボードでqwerty配列を使うのはなんとなくスマホに馴染みきれないビジネスマンみたい(偏見)で、使ったことがなかった。あと、使っていたAndroidタブレットは7インチくらいだったので、qwerty配列には少し小さかった。

iPadの日本語(かな)キーボードは、五十音が並んでいるものとフリック入力とがある。あと、もちろんqwerty配列も。自分は最近までフリック入力を使っていた。

五十音が並んでいるもの。

フリック入力。

特に問題はなかったのだけれど、なんとなくqwerty配列に切り替えてみたところ、思いのほか使い勝手が良くて驚いた。タイプミスはフリック入力のほうが少ない気がするけれど、入力速度自体はフリック入力のほうが遅いので、トータルではあまり変わらない。iPad Proでqwerty配列が快適なのは、机に置いたまま使いことが多いのと、画面サイズの都合だろうか。

qwerty配列。

それから、自分以外で使っている人を見たことがないのだけれど、一応Androidケータイ、いわゆるガラホであるSH-06Gについても。こちらでは、nicoWnnG というアプリで2タッチ入力、あるいはベル打ちをしている。導入方法は こちらのブログ が詳しい。

Nexus5を購入するまで使っていたSH-03Dというケータイ(というかそれくらいまでのほとんどの機種)では、2タッチ入力が標準で用意されていた。購入当初はかなめくり(”お”を入力するのに"あ"を5回押す)方式を使っていたものの、2タッチ入力とはなんぞや、と好奇心で設定してみたところ、全く馴染みのない入力方法で、数日間ろくにメールの返信ができなかった。ところが懲りずに数週間継続して使っていたら、いつの間にかそれなりの速度で入力できるようになっていた。

実はこの2タッチ入力の唯一感が忘れられなくてSH-06Gを購入したと言っても過言ではないのだけれど、ガラホでは2タッチ入力は標準の選択肢にない。どうしても使いたいなら、手間を掛けてそれに対応したAndroidアプリを導入しなければならない。現状では nicoWnnG 一択ではなかろうか。自分はNexus5で遊び慣れていたおかげでスムーズに導入できたものの、ケータイからガラホに機種変更した人にはハードルが高そう。
もっとも、(Symbian OSの)ケータイの代替としてAndroidケータイのみが今後販売されるのであれば(もうなってるんだったか)、2タッチ入力は簡単に使えてほしい。