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4月, 2018の投稿を表示しています

低遅延Bluetoothオーディオ沼に片足を突っ込む。

当初の予定よりもいろいろ書き連ねてしまったので、とりあえず数行でまとめる。 - Nintendo SwitchをBluetoothイヤホンで使いたくなった。 - 低遅延なBluetooth送信機を購入した。 - 無線で遊べるのは嬉しいが、イヤホンが低遅延な規格に対応していない。 - いろいろ買い足したら低遅延な送受信環境が整ってきた。 こんな感じ。知らないことばかりだったので勉強になった。 Bluetoothオーディオに、aptXというコーデックがある。以前はapt-Xという表記だったらしい。標準的なSBCという規格と比較して、低遅延で高音質な音声が送受信できるとのこと。 そこから分岐した2つの規格が、aptX Low Latency (あるいはaptX LL)と、aptX HD。ヤドンがヤドランかヤドキングに分岐進化するようなものだと認識している たとえがわかりづらい 。それなりに低遅延で高音質なaptXが低遅延な方向に進化したのがaptX LL、高音質な方向に進化したのがaptX HD。 ことの始まりは、Nintendo SwitchでBluetoothで音楽を飛ばしたいという欲求。 SwitchはBluetooth自体には対応していて、Joy-Conなんかはそれを使っている。しかし、今のところ本体内蔵のBluetoothを使った音声送信はできない。 ところが、2017年10月の本体更新であるver. 4.0.0以降でUSB関連が強化された。そのおかげで、SwitchがWiiU用のタップを介してGCコントローラに対応したり、USBオーディオに対応したりした。そこでCreativeの BT-W2 というドライバ不要のUSBのBluetoothドングルを使うことで、ドングルとペアリングしたBluetooth機器で音声の受信が可能になる。という情報を こちらのブログ記事 から得た。 【高音質&低遅延】ニンテンドースイッチの音声をBluetoothイヤホンやヘッドフォンで聞く2つの方法! この記事を読んでもう少し調べたところ、PS4向けのワイヤレスヘッドホンもSwitchで使えることがわかった。こちらはBluetoothではなく、2.4GHzの専用ドングルを使用するらしい。良さそうではあったけど、もう

Huawei機の開発者オプションで手間取った。

確認すべきはオーバーレイ表示するアプリ。 今回の場合は、Navigation Dockなる機能が邪魔していた。 先日、中国人の友人がHuawei P20を購入した。アメリカでは公式に流通していないため、ebayのセラーから買ったそうな。で、バックドアアプリが仕掛けらていないか確認してほしいと相談された。Huawei機はあまり触ったことがない と思ったけど母がP9 liteを買ったときに一通り設定した気がする ので、せっかくなので引き受けることにした。 自分の感覚だったら本気でバックドアを避けるならHuawei機は選ばないけれど、そこは個人の問題。あと、日本人にとっては、不正な通信といえば中国のサーバーに送られるものだという固定観念がありそうだけど、中国人の感覚ではそのへんどうなんだろう。繊細な話題なので訊きづらい。 閑話休題。どうやって確認するか。おそらく、 通信ログを取得して不審なやりとりがないかを確認するのが正攻法だと思う。ただし検証にはそれなりに時間がかかるので、今回は見送った。自分の機種だったら時間がかかってもいいけど、他人のだから。代わりに、スマホにインストールされているアプリの一覧を取得して怪しいものがないか目視確認した。結果としては、それらしいアプリは見当たらなかった。 手順としてはなんてことはなく、設定アプリの端末情報からビルド番号を連打して開発者オプションを開放したら、USBデバッグを有効化。adbを使えるようにしたパソコンに接続し、以下のコマンドを叩くだけ。ちなみに自分の環境はWindows 10なので、使用したのはコマンドプロンプト。 adb shell pm list packages -s そうすると、インストールされているアプリの一覧が表示される。ところで自分はAndroid Studioを導入した都合で環境パスを通したりしているけれど、adbを使うことだけが目的なら このあたり を導入すればいいんじゃなかろうか。 …という手順が浮かんだから試したものの、どうもHuawei P20側でadbデバッグの許可が降りない。 初めて接続したパソコンからadbコマンドを実行する場合、不正な操作を防ぐため、Android機でadbデバッグを許可する必要がある。それはわかっているけれど、許可するボ

Netflixがおもしろい。

タイトルに違和感を感じたら正解。 Netflixで配信されているコンテンツはもちろんのこと、その仕様が他のサービスよりも柔軟でおもしろかったのでメモ。 日本でサービスを展開している動画ストリーミングサービスの大半は、日本国外からは視聴できないようになっている。知ったかぶりを承知で言えば、いわゆる利権の関係ではないかと思っている。 たとえば、U-NEXT、dTV、TVer、NHKオンデマンドあたりは視聴できなくて、アメリカから再生しようとするとエラーが出る。細かいところでは、民法の公式サイトで配信されている動画や、日本のレーベル会社がYouTubeにアップロードしているアーティストの公式動画なんかも観られなかった。 Huluはどうなんだろう。日本ではどこかのテレビ局の子会社が買収したという記事を去年くらいに見かけた気がする。元々はアメリカ資本の会社だけれど、日本の、それもテレビ局系の会社が管理してるなら、おそらくダメだろう。ちなみにAmazon Primeビデオの場合は、オリジナルコンテンツの場合は海外からの視聴も可、大多数のその他コンテンツはダメらしい  謎のこだわり 。 で、Netflix。こいつは他のサービスと一味違って、アカウントを作成した国にかかわらず、日本からアクセスすると日本向けのコンテンツが、アメリカからだとアメリカ向けのコンテンツが視聴できる。他の国は試していないから知らないけど、おそらく同じ。どこからアクセスしても弾かれることはなく、なにかしらの作品は視聴できる。 これを応用すれば、一方の国でNetflixを契約している人がVPNを通して他国からアクセスしているように見せることで、単一契約で両方の国のコンテンツを楽しむことができる。 そんなことを紹介したところで実践する人がいるのかはわからないけれど、注意点を挙げるならば、それなりに安定したVPNサーバを介さないといけない。理由は、再生中はずっとVPN接続を維持する必要があるため。 国内でしか観られない例として上にあげた動画配信サービスも、VPNを使えば日本国外から視聴することができる。そして、それらのほぼ全ては、再生を開始するタイミングだけユーザのIPアドレスから国情報を確認している。つまり、最初の読み込みさえ誤魔化した後は、VPNを切断することで通信品質が

Xiaomi Redmi 4Xを手放した。

やや不本意ながら、彼は知人の手に渡った。 新しい持ち主の元でも幸せに暮らしてほしい。 昨年末に購入し、1月中旬に手元に届いたRedmi 4X。 Snapdragon435にRAM/ROMは3GB/32GBと、メモリに余裕のある低スペック機といったところ。当初の目論見通り必要十分な動作をし、キビキビとした動きを求めない自分には概ね満足できる機種。バッテリーもちは悪くないけれど、4100mAhという数字から受ける印象ほどはもたないように感じる。とはいえ、自分の使い方では2日近くは問題なく使える。 そんな感じで主にメッセージの送受信用に使っていたのだけれど、最近知り合ったSoftBankのiPhoneを使う日本人の知人に、余っているなら売ってくれないかと持ちかけられた。 iPhone 6以前の機種だからロック解除ができないという例のパターンかと思ったのだけれど、SoftBankユーザにはアメリカ放題があるから事情が違うはず。アメリカ放題というのは、SoftBankが買収したSprintというキャリアの回線が使い放題になるサービス。それがあれば普段の生活には困らないんじゃないかと思ったのだけれど、通話用にSIMロックのかかっていないスマホを探しているとのこと。 事情が飲み込めないまま、自分は他にメイン機を持っているから問題ない、と口を滑らせてしまった。その時はアメリカ放題はデータ通信専用で、音声通話用の機種が必要なのかと思って納得したけれど、いま調べてみたところ、どうやらアメリカ放題は音声通話も対象らしい。なおさら意味がわからない、と思ったが、少し考えて合点がいった。おそらくアメリカ放題では日本の電話番号をそのまま使えてしまうため、アメリカ国内の友人に電話をかけるにしても国際電話扱いになる。短期滞在ならともかく、数ヶ月生活する上では使い勝手がよくないんだろう。 正直なところ、中古機ならネットや実店舗で探したほうが安いし、もうちょっと出せば安価な新品が買えると思う。そう伝えてみたものの、実際に使えることを確認している機種の方が信用できると譲らなかった。結局、購入時の8割程度の値段で交渉成立。自分が所有する機種なので、もちろん状態は良好。もうちょっと高く買ってもらおうと思っていたのだけれど、ほぼ交渉の余地もなく。自分の人当たりのよさが裏目