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iPadを親機にしたInstant Hotspot。

Instant Hotspotは、iPad を親機にしても使える そうです。

iOS8以降の機能で、 Instant Hotspot というものがある。
SIMカードが刺さったiOSデバイス(親機)のネット回線を、同じApple IDでログインしたiOSデバイスおよびMac(子機)で簡単に使えるよ、というやつ。親機のWi-FiとBluetoothをONにしておけば、子機の操作だけでテザリングを開始できる。確かにこれは便利そう。

ところで、この機能はiPadを親機にしても使えるんだろうか、と疑問に思った。
現在自分が使えるモバイル回線は、Apple SIMを内蔵したiPad Proだけ。iPhoneやその他のApple製品は所有していないからこのInstant Hotspotはそもそも使えないのだけれど、ちょっと気になった。

一般に、テザリングの親機といえばスマートフォン側。iPhoneの回線を使ってiPadをネットに繋げる、というのが普通のやり方だと思う。しかし、自分のように、何らかの事情でセルラー版iPadだけにモバイル回線がある場合も考えられる。


たとえば、海外旅行でApple SIMを使用している場合。

Apple SIMというのは、iPad専用の書き換え可能なnano SIMカード。事前に購入してiPadのSIMトレイに挿しておけば、現地でプリペイドプランを契約できる。Apple SIM専用に割安なプランを提供しているキャリアがあったりもする。iPad Proの一部モデル(というか、初代12インチ以外?)のセルラー版には、このApple SIMが内蔵されている。

また、見落とされがちだけれど、日本国内のキャリア版iPadに関しては、海外ではSIMロックがかからない。つまり、海外では現地のSIMカードが使える( このページ の下の方に記述がある)。
自分の iPad Proは docomo版だけれど、T-mobileというアメリカの通信キャリアのプランが、内蔵の Apple SIMで使えている。もちろん、Apple SIMを使わずに、普通の nanoSIMを買って挿しても使えるはず。自分では未検証。
ちなみに、au版iPhoneは、アメリカのAT&Tという通信キャリアに対してはSIMロックフリーだという記述を見たことがある。日本を出てから知ったのが惜しい。

加えて、持っているiPhoneがSIMロックが解除できないもの (iPhone 6以前の機種だとか、ロック解除までの契約日数を満たしていないだとか)だからという事情で、iPhone単体では通信できないという可能性もある。

とにかく、SIMカードが挿さったiPadがあるけど、それをカバンから取り出さずにiPhoneでサクッとネットを使いたい、という需要は案外ないこともなさそう。いちいち大きい板を取り出すのも手間だし、iPadはバッテリーのもちもいいし。

それがどうやら可能らしい、というのが冒頭の結論。
便利だね、よかったねー、というだけの話。

また、自分のようなAndroidユーザーは、 Bluetooth Auto Connect というアプリを使ってそれらしいことができる (こちらの記事 などを参考)。