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アメリカで通信費を安くあげる(Apple SIM編)。

T-mobileのプリペイドプランにしよう。

1年弱くらいアメリカに滞在するので、何らかの通信手段はほしい。
とはいえ、通信費に多くを払うのなら、その分をこちらでの生活を楽しむために使いたい。じゃあどうしようか、と渡航前からもそもそと考えていた。

それで至った結論が、冒頭のT-mobileのプリペイドプラン。
導入してから10日くらいしか経ってないけど、現状不満はなく、おすすめ。
数ヶ月以上アメリカで生活するんだったら、このためにiPadを購入して持ってきてもいいんじゃないかと思うくらい。

どーん。

これには、 セルラー版 iPad とApple SIM を使う。 Apple SIM というのは、名前の通りAppleが販売するiPad専用SIMカードで、600円(+税)。どうやらオンラインストアでは取り扱っていない様子。入手が面倒かも。
Apple SIMの最大の特徴は、書き換え可能なSIMカードであるということ。iPadの操作のみで、クレジットカードを使って現地の国の通信キャリアが提供するプリペイドプランを契約できる。
日本ではauがプリペイドプランを提供している。有効期間1ヶ月で、1GBが使えて1500円くらい。そんなに安くはないと思ったけど、事務手数料がかからないようなので、短期間で使うにはアリかも。

アメリカだとこんな感じ。


設定を済ませたApple SIMは、iPadに限らず、iPhoneやAndroid端末等で利用できるそう(当方未検証、自己責任で)。こちらのブログで検証されている。あくまで、Apple SIMに書き込む機能がiPadにしかないということらしい。
ただし、iPad ProのほとんどのモデルのApple SIMは本体内蔵なことには注意。Apple SIMを他端末で使うには、Apple SIM対応で、かつ内蔵でないモデル(基本的には、Proじゃない iPad。当然ではあるけど、Wi-Fiモデルの iPad(Pro)に Apple SIMは内蔵されない)を選択する必要がある。個人的には Apple Pencilが使いたかったから、内蔵モデルである iPad Pro 9.7を選んだ。ちなみに、Apple SIMが内蔵のモデルに別途購入したApple SIMを挿入してもエラーが出て使えないらしい。


で、自分が選んだのは T-mobileという通信キャリア。5GBが10ドルで使えて150日有効、という異常に安いApple SIM専用プランを提供している。最初はクレジットカードを使って契約しようとしたけど、どうにもうまくいかなかった。しょうがないからコンビニで10ドル分のプリペイドカードをクレジットカードで買って、アカウントにチャージした。
どうやら、日本の住所を請求先に設定したのが悪かったらしい。宿泊先とか、どこかしらのアメリカの住所を登録するとうまくいきそう。

前後のプランと比べてみよう。

感動の瞬間。


じゃんぱらあたりを軽く眺めてみたところ、キャリア版 iPad mini 3の中古品が2万円台で買えそう。
普通に携帯を契約した場合は少なくとも月額30ドルと考えると、アメリカの場合は、差額を考慮すると元が取れるんじゃなかろうか。iPadならiPadとしても使えるし。もちろん、滞在期間と使うデータ量にもよる。ただし、普通に契約した場合は電話番号がついてくるというメリットがある。自分は Google Voice でやりきるつもり。

自分ではやってないからなんとも言えないけど、 iPad mini 3と Apple SIMで T-mobileのプランを安く契約して、それをSIMフリーの iPhoneやら Androidやらに差し替えて使うのが便利そう。できなかったら、おとなしくiPad miniを持ち歩くことになるけど。

このあたりも考えると、Android派の人間としては悔しいけど、iPad Proが便利でしょうがない。あと、対応周波数帯域の広さを考えても、iOS機は圧倒的に強い。幅広い周波数に対応していると、何も考えずに世界中どこでも同じ機種が使える。

iPad ProがUSB Type-Cを搭載したら、いよいよ大きな不満がなくなってしまいそう。