1ヶ月ぶり2回目。
公式のサポートを打ち切られたNexus 5。一ヶ月ほど前、Xposedが正式に対応したことをきっかけにAndroid 7.1ベースの LineageOS 14.1を一度試したのだけれど、某チャットアプリを複製して運用しているせいで移行に失敗し、結局Android 6.0.1のままで運用していた。そのあたりの顛末はここに書かれている。
気が向いたからやり直してみたら、いい感じだったのでメモ。
今回 Nexus 5の(非公式)アップデートに踏み切ったのは、いくつかの理由がある。
現状、Android 6.0.1(公式でサポートされている最終バージョン)での Nexus 5の動作そのものには問題はないのだけれど、セキュリティアップデートが切れているのが気がかりだった。それから、ときどき後継機になりそうな機種を探すのだけれど、いつまで経っても気に入る機種が見つからないのは、自分がわがままなせいなのでは、と思った。
そんなわけで、今回のアップデートをきっかけに、Nexus 5をしばらく非root環境で使ってみることにした。わざわざ(?)非root環境で使うことにした理由は、それなりに一般的な環境に慣れて、端末の選り好みを控えるため。それから、LineageOSで頻繁に降ってくるアップデート(OTA)の手間を省くため。
ここ数年は半ば盲目的にroot権限を取得していたのだけれど、本当に必要なのかを見極めてみたい。アップデートのたびにSuper SUなりMagiskなりを焼き直すのは、苦にならないとはいえ、そこまでして必要のなのかもわからなかったので。
自分がAndroid端末をroot化する目的とそれへの対応は、ざっとこんな感じ。
- YouTube background playback および iYTBPによるYouTubeのバックグラウンド再生 → 諦めてSpotify等を使う→対策。
- システムフォントをモトヤフォント変更 → Noto Sans CJKに慣れる
- シャッター音を無音化 → 少なくとも日本のSIMを挿していない間はデフォルトで無音なので問題なし、あと Nexus 5はシャッター音が控えめなのでなんとかなる
- Datasim Patcher によるセルスタンバイの解消→特定の radioファイルを使わないようにすれば問題なさそう?
- Gesture Navigationでの快適ジェスチャー操作 → All in One Gesturesでごまかす
- Secure Settingsと TaskerでBluetoothテザリングを常時ONにする → ちょっと模索中。たぶんなんとかなる
手順は丁寧に解説されている他サイト様を参照。自分にとっては数十回はこなしている作業なので、特に詰まる点もなく、スムーズに進んだ。ちなみに、OTAのテストも兼ねて、先月試したときの、つまり一ヶ月ほど古いROMを流用した。
で、焼き上げた感想。
2017年10月のセキュリティパッチが適用されているので、とりあえず安心。
なんとなく以前よりスムーズに動作しているような気がする。Xposedが動いてないせいかもしれない。OTAについても、問題なく機能していることが確認できた。最初試したときはエラーが出たので、パソコンからzipファイルを用意してTWRPから焼こうと思ったのだけれど、端末を再起動してから試したらうまくいった。
nightly buildということになっているのだけれど、特に不具合も見受けられない。バッテリーに関しては焼いたところなのでまだわからないけれど、とりあえず半日試したところでは、大きな問題はなさそう。
あと、Nougat以降のAndroidはシステムの言語を複数設定できるのがありがたい。システムの言語を英語にしていても、日本語フォントが(いわゆる中華フォントでなく)イメージ通りなのが嬉しい。
LINEの複製に関して少し。
App Clonerでアプリを複製してから、片方はLINEでログインしてから日本で使っている電話番号でSMS認証、もう片方はFacebookアカウントでのログインというやり方であっさり成功した。
あと、国際SMSでも受信は無料なんですね。知らなかった。前回も落ち着いて調べてからこの方法でやってたら、問題なく通ったかも。数ヶ月ぶりにSH-06GにドコモのSIMを入れて起動したら、1件の不在着信(非通知)が入っていた。誰だろう。
ところでこのNexus 5、グラフィック性能こそ劣れど、ざっくり現行のミドルスペック機くらいの処理はこなせるらしい。半年ほど前に身内がHuaweiのP9 Liteを購入して少し触ったとき、Nexus 5と同じくらいの動作速度かな、と思ったのだけれど、ベンチマークなんかを比較してみると、実際割と近いらしい。さすがにバッテリー持ちはあちらのほうが断然よかったけど。
そんなわけで、ソフト面とバッテリーに問題がなければ、Nexus 5でまだ大丈夫だなあ、と思っている。
また、現在はAndroid 8.0 OreoベースのLineageOS 15のUnofficial版がちらほら見つかるので、あと1年くらいは遊べそう。こちらの記事 によると、Android 8.1でスクロール処理に関する仕様変更があり、体感性能が向上するらしい。LineageOSとして公式に提供されるのは少し先になるとは思うけれど、楽しみ。
また、数日前にOnePlus 5Tが正式に発表された。
前モデルの難点とされていたジェリースクロールも解消されているようで、自分にとってはほぼ穴のない機種になった。背面指紋認証に対する苦手意識もないので。
そんなわけで、買おうかなあと思ったのだけれど、LineageOSを焼いたNexus 5でも動作には不満がないので、もう少し粘ってみようと思う。たぶん、バッテリーがヘタってきたら音を上げると思う。
ハイスペックな最新機種を追い続けるのも楽しいと思うけど、あれこれ(主に予算の)制約を設けて遊んでいるのは、自分らしいなあと思う。
公式のサポートを打ち切られたNexus 5。一ヶ月ほど前、Xposedが正式に対応したことをきっかけにAndroid 7.1ベースの LineageOS 14.1を一度試したのだけれど、某チャットアプリを複製して運用しているせいで移行に失敗し、結局Android 6.0.1のままで運用していた。そのあたりの顛末はここに書かれている。
気が向いたからやり直してみたら、いい感じだったのでメモ。
今回 Nexus 5の(非公式)アップデートに踏み切ったのは、いくつかの理由がある。
現状、Android 6.0.1(公式でサポートされている最終バージョン)での Nexus 5の動作そのものには問題はないのだけれど、セキュリティアップデートが切れているのが気がかりだった。それから、ときどき後継機になりそうな機種を探すのだけれど、いつまで経っても気に入る機種が見つからないのは、自分がわがままなせいなのでは、と思った。
そんなわけで、今回のアップデートをきっかけに、Nexus 5をしばらく非root環境で使ってみることにした。わざわざ(?)非root環境で使うことにした理由は、それなりに一般的な環境に慣れて、端末の選り好みを控えるため。それから、LineageOSで頻繁に降ってくるアップデート(OTA)の手間を省くため。
ここ数年は半ば盲目的にroot権限を取得していたのだけれど、本当に必要なのかを見極めてみたい。アップデートのたびにSuper SUなりMagiskなりを焼き直すのは、苦にならないとはいえ、そこまでして必要のなのかもわからなかったので。
自分がAndroid端末をroot化する目的とそれへの対応は、ざっとこんな感じ。
- YouTube background playback および iYTBPによるYouTubeのバックグラウンド再生 → 諦めてSpotify等を使う→対策。
- システムフォントをモトヤフォント変更 → Noto Sans CJKに慣れる
- シャッター音を無音化 → 少なくとも日本のSIMを挿していない間はデフォルトで無音なので問題なし、あと Nexus 5はシャッター音が控えめなのでなんとかなる
- Datasim Patcher によるセルスタンバイの解消→特定の radioファイルを使わないようにすれば問題なさそう?
- Gesture Navigationでの快適ジェスチャー操作 → All in One Gesturesでごまかす
- Secure Settingsと TaskerでBluetoothテザリングを常時ONにする → ちょっと模索中。たぶんなんとかなる
手順は丁寧に解説されている他サイト様を参照。自分にとっては数十回はこなしている作業なので、特に詰まる点もなく、スムーズに進んだ。ちなみに、OTAのテストも兼ねて、先月試したときの、つまり一ヶ月ほど古いROMを流用した。
で、焼き上げた感想。
2017年10月のセキュリティパッチが適用されているので、とりあえず安心。
なんとなく以前よりスムーズに動作しているような気がする。Xposedが動いてないせいかもしれない。OTAについても、問題なく機能していることが確認できた。最初試したときはエラーが出たので、パソコンからzipファイルを用意してTWRPから焼こうと思ったのだけれど、端末を再起動してから試したらうまくいった。
nightly buildということになっているのだけれど、特に不具合も見受けられない。バッテリーに関しては焼いたところなのでまだわからないけれど、とりあえず半日試したところでは、大きな問題はなさそう。
あと、Nougat以降のAndroidはシステムの言語を複数設定できるのがありがたい。システムの言語を英語にしていても、日本語フォントが(いわゆる中華フォントでなく)イメージ通りなのが嬉しい。
LINEの複製に関して少し。
App Clonerでアプリを複製してから、片方はLINEでログインしてから日本で使っている電話番号でSMS認証、もう片方はFacebookアカウントでのログインというやり方であっさり成功した。
あと、国際SMSでも受信は無料なんですね。知らなかった。前回も落ち着いて調べてからこの方法でやってたら、問題なく通ったかも。数ヶ月ぶりにSH-06GにドコモのSIMを入れて起動したら、1件の不在着信(非通知)が入っていた。誰だろう。
ところでこのNexus 5、グラフィック性能こそ劣れど、ざっくり現行のミドルスペック機くらいの処理はこなせるらしい。半年ほど前に身内がHuaweiのP9 Liteを購入して少し触ったとき、Nexus 5と同じくらいの動作速度かな、と思ったのだけれど、ベンチマークなんかを比較してみると、実際割と近いらしい。さすがにバッテリー持ちはあちらのほうが断然よかったけど。
そんなわけで、ソフト面とバッテリーに問題がなければ、Nexus 5でまだ大丈夫だなあ、と思っている。
また、現在はAndroid 8.0 OreoベースのLineageOS 15のUnofficial版がちらほら見つかるので、あと1年くらいは遊べそう。こちらの記事 によると、Android 8.1でスクロール処理に関する仕様変更があり、体感性能が向上するらしい。LineageOSとして公式に提供されるのは少し先になるとは思うけれど、楽しみ。
また、数日前にOnePlus 5Tが正式に発表された。
前モデルの難点とされていたジェリースクロールも解消されているようで、自分にとってはほぼ穴のない機種になった。背面指紋認証に対する苦手意識もないので。
そんなわけで、買おうかなあと思ったのだけれど、LineageOSを焼いたNexus 5でも動作には不満がないので、もう少し粘ってみようと思う。たぶん、バッテリーがヘタってきたら音を上げると思う。
ハイスペックな最新機種を追い続けるのも楽しいと思うけど、あれこれ(主に予算の)制約を設けて遊んでいるのは、自分らしいなあと思う。