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キーボード配列の小さな罠。

しょーもないことでちょっと詰まったので、メモ程度に。

僕のメインマシンであるXPS13は、キーボードがUS配列。Shift と 2 を同時押ししたら@になるやつ。一方、一般的に国内で流通しているのパソコンのキーボードはJIS配列。左上に 半角/全角 キーがあるやつ。

オチがチラッと見えたところで、本題。

外出先のパソコンでパスワードを入力するときに、どうしても通らないことがあって。
普段通りに何回入力しても、パスワードが違うと怒られた。あんまり失敗し続けるとアカウントがロックされそうな気がしたので、なんとかしないといけなかった。
で、これはもしかして…と思って、メモ帳を開いて適当に入力を試してみた。

結局、アンダーバー _ の入力が正しくなかった。原因は、冒頭の配列の違い。US配列では、アンダーバーは 0 の右のキーを Shift と同時押しで入力する。これに慣れきっていたので、JIS配列で同じ操作をして失敗していたらしい。
さらにコトをややこしくしていたのは、パスワード入力画面では、文字が ●●●● こんな感じで表示されること。このありがたい機能のおかげで、間違いに気づかなかった。

最近はパスワードの入力画面で黒いボタンが出てきて、これをクリックしている間だけ確認用にパスワードを表示してくれる、みたいなのがあったりする。ブラウザの機能だったかな。でも、あれは直感的じゃなくてわかりづらいと思う。パスワードの画面で変なボタンがあっても、よくわからんから放っておこう、ってなる人が多そう。
他に、チェックボックスをつけたら入力中のパスワードをそのまま表示してくれるサイトもある。Yahooとかがそうだったような。あれは、パスワードを ●●●● これで表示しても、セキュリティ上あんまりメリットがないということなんだろうか。よくわからない。


そういえば、今回の一人芝居トラブルの原因は自分にあるのだけれど。

僕がマイナーなUS配列を選択した主な理由は、スッキリしていてかっこよかったから。しょーもないと思わないでもないけど、数年は使い続けるマシンなので、気に入ったものを選ぶに越したことはないはず。で、 "スッキリしていてかっこいい" なポイントは2つある。

ひとつは、キーに日本語が印字されていないこと。US配列というのだから当然な気もするけど、キーにはアルファベットしか印字されていない。僕の日常生活でかな入力を使うことはまずないので、かなの印字はなくても困らないよなー、と昔から思っていた。実際、困ったことはない。そもそも文字入力中にキーを眺めることもそんなになかったり。

もうひとつは、キーの数が少ないこと。US配列のキーボードには、まず 半角/全角 キーがない。だから、US配列で日本語とアルファベットの入力を切り替えるには、一般的には…どうやるんだろう。そういえば知らない。僕はろくに使われることのない Capslock キーを別のキーに割り当てて、それを起点にいろいろ入力しやすく調整しているから人のマシンだと思うように文字入力できない。閑話休題。

半角/全角 キーだけじゃなくて、スペースキーの隣の 変換 と 無変換 キーもない。その分、スペースキーが長い。
このあたりのキー、普段JIS配列でもあんまり使うことがなくて。IMEの設定を書き換えて 変換 と 無変換 で日本語入力を切り替えるようにしたらそれはそれで快適 (macOSの標準がそんな感じだったはず)ではあるけど、先述の調整でそこも解決できてるので。この調整についても設定が吹っ飛んだらめんどくさいので、その備忘録としてもそのうち書き残しておきたい。


そんなこんなで、たまにやらかすこともあるけど、US配列はシュッとしてて、とてもよい。
とてもよいのだけれど、いざUS配列なノートパソコンを探すと、まず出てくるのがMacBook。別にいいんだけど、AppleではUS配列を選択するとオプション料金がかかる。それも、割としっかり。
そこまでして選ぶほどでもないか…と思って、血眼で他のメーカを探すと、出てきたのがDELL。ここなら、US配列に変更しても余計なお金はかからない。嬉しい。

DELLのパソコンは基本的に受注生産らしく、公式通販では、即納モデルなるもの以外は注文してから海外の工場で製造、船便で送ってくれる。だから、納期が長い。自分はそれを納得済みで買ったけど、急ぎなら困るだろうなあ、という程度には遅かった記憶がある。某巨大掲示板にもそういう情報が溢れている。
とはいえ、自分がパソコン探しをしたタイミング(2017年3月頃)では、ここくらいしかマトモな選択肢がなかったような気がする。もしかしたら、LenovoとかHPにもあるのかも。ありそう。

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