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外付けSSDケースを買った。

また妙なものを、と思いつつも。

以前、IntelのNUCでなんちゃってデスクトップ環境を作っていたことがあった。
ここでの なんちゃって というのは、スペックの問題。Core i3-6100U のデスクトップ、DDR4 8GBのメモリ、 240GB の m.2 SSD。デスクトップと考えると非力と言わざるを得ないけど、小さくて静かで、それはそれでメリットもあった。それぞれ35000円、5000円、8000円程度で揃えられたし。
が、諸々の事情で解体することになり。それが XPS13を購入した 動機でもあるのだけれど、要するに、m.2 SSDが余った。

とにかく安いSSDという選考基準だったので、書き込み速度はHDDに毛が生えた程度だと思う。それでも腐ってもSSDなので、読み込み速度はそれなりに早いはず。それを遊ばせておくのはもったいないな、という考えに至った。
あと、 1TBの外付けHDD を使っていて、メディアの読み出しが追いつかないことがあった。しょうがないから一旦本体にデータを移して開いて、と手順を踏むのがいい加減バカらしくなってきたのも購入の一因。

で、買ったのがこれ、 TranscendのTS-CM80Sというやつ。3965円で購入。

シュッとしたイケメン。

厳正なる品定めを経て、これを買うか、Amazonに1500円くらいで転がってるノーブランド品にするかで数日悩んだ。結果、どうせ買ったら値段なんて忘れるマトモなものを買ったらそれなりに長く使うだろうし、頻繁に目にするなら見た目が気に入ったものの方が使ってて楽しいだろう、ということでこちらを選択。
USB Type-C to Type-A の45cmケーブルが付属するけど、その気になれば Type-C to Type-C でも使える。 Thunderbolt 非対応なのが惜しい…と言いたいところだけど、安物のSSDなら USB 3.1 Gen1 で十分と踏んだ。

ほぼ同じ価格で、サイズ違いの商品がある。今回買ったケースには小さいSSD(m.2 2242)も入るけど、小さいケースに m.2 2280 は入らない(そりゃそうか)。ちなみにこの4桁の数字は、前2桁が幅、後2桁が長さ(ミリ)を表してるらしい。調べてる途中で察した。

というかSSDの名前がややこしすぎて、品定めのときに困った。SATA、mSATA、m.2 SSD(しかも複数のサイズがある)。その上、m.2 SSD には PCIe という高速な規格があり、それに対応したケースじゃないとうまく刺さらない、とか。何回も確認しないと買い間違えそうだった。

組み立ては簡単で、PC本体に取り付ける手順とほとんど同じ。説明書が多言語対応で、日本語も載ってる親切設計。まああれだ、なんとかなる。

中身はこんな感じ。

モザイクが雑 差し込んで、ネジ止め。

ちゃっきーん。

ドライバーも付属するし、10分あれば完成するはず。

せっかくなので、それとなくベンチマークを回してみた。
ベンチ結果はケースよりSSD本体に依存するから、SSDの性能評価になってる気がする。気にしない。
参考程度に残しておくと、使ってるSSDは ADATAのこれ 。2016年の秋に買ったけど、いま見たらメモリ市場が全体的に高騰してる気がする。

今回のやつ。書き込み速度は、それほど。

XPS13内蔵SSD。さすがに速い。

おまけ、HDD。比べてしまうと遅い。


こうして数値で見ると、件のSSDの書き込み速度が想像以上に微妙だった。使ってて不満はないけど。
目的のひとつだったメディアの読み込みを試してみたら、かなりいい感じ。これならいけそう。もともとNUCでデスクトップ用途に支障なく使えてたんだから、そりゃそうなんだけど。

それなりに熱はもつけど、アルミボディでいい感じに放熱してくれると思う。
ただでさえ耐衝撃なSSDを堅牢なケースに入れると、HDDを持ち運ぶよりも安心感があっていい。