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一人暮らしの部屋が広い。

そういえば、一人で生活するのは初めてらしい。

数ヶ月前に帰国した。
しばらくは家族と生活していたけれど、先週末に引っ越して、新しい場所での生活を始めた。どうでもいいけど、ここ数年はざっくり年に一度くらいのペースで荷造り、荷解きをしている。そろそろ飽きてきた。

それはそれとして、引っ越した先の部屋が妙に広く感じる。
もともと狭い空間のほうが落ち着く性質なのもあり、ちょっとそわそわ。
入居先は6.5畳の1Kで、特別広いわけではない。
なぜだろうと少し考えて、気づいた。一人暮らしは初めてだ。

思えば自宅の自分の部屋もそれほど広くはないけれど、家族と離れて生活している期間はそれなりにある。
初めて住んだのは、4.5畳の個人スペースと大きいリビングのある、4人部屋の寮。
最近まで生活していたのは、3人部屋にベッドと机を並べたアメリカの寮。

それから、今の部屋。

考えてみれば、一人暮らしの部屋には、友人なんかがいる空間でしか体験したことがない。厳密には滞在中に家主が出かけて一時的にひとりになったことはあるけど、それも数時間とか、それくらいの時間。
ひとり用の広さ部屋にふたりでいる状況のほうが、自分にとっては馴染み深い。

やっと料理をする気になるくらいには荷解きが落ち着いてきた。
一人暮らしの部屋、一人で生活するには少しばかり広くて、ちょっと持て余す。
そのうち人を呼んでみよう。

せっかくだからぬいぐるみでも置こうと思って物色している。
ニトリのコレなんかがいいかなと思っているけれど、接触冷感だと夏が終わったら冷たいかな、なんて思って踏ん切りがつかない。