スキップしてメイン コンテンツに移動

Xiaomi Redmi 4Xを手放した。

やや不本意ながら、彼は知人の手に渡った。
新しい持ち主の元でも幸せに暮らしてほしい。

昨年末に購入し、1月中旬に手元に届いたRedmi 4X。
Snapdragon435にRAM/ROMは3GB/32GBと、メモリに余裕のある低スペック機といったところ。当初の目論見通り必要十分な動作をし、キビキビとした動きを求めない自分には概ね満足できる機種。バッテリーもちは悪くないけれど、4100mAhという数字から受ける印象ほどはもたないように感じる。とはいえ、自分の使い方では2日近くは問題なく使える。

そんな感じで主にメッセージの送受信用に使っていたのだけれど、最近知り合ったSoftBankのiPhoneを使う日本人の知人に、余っているなら売ってくれないかと持ちかけられた。
iPhone 6以前の機種だからロック解除ができないという例のパターンかと思ったのだけれど、SoftBankユーザにはアメリカ放題があるから事情が違うはず。アメリカ放題というのは、SoftBankが買収したSprintというキャリアの回線が使い放題になるサービス。それがあれば普段の生活には困らないんじゃないかと思ったのだけれど、通話用にSIMロックのかかっていないスマホを探しているとのこと。
事情が飲み込めないまま、自分は他にメイン機を持っているから問題ない、と口を滑らせてしまった。その時はアメリカ放題はデータ通信専用で、音声通話用の機種が必要なのかと思って納得したけれど、いま調べてみたところ、どうやらアメリカ放題は音声通話も対象らしい。なおさら意味がわからない、と思ったが、少し考えて合点がいった。おそらくアメリカ放題では日本の電話番号をそのまま使えてしまうため、アメリカ国内の友人に電話をかけるにしても国際電話扱いになる。短期滞在ならともかく、数ヶ月生活する上では使い勝手がよくないんだろう。

正直なところ、中古機ならネットや実店舗で探したほうが安いし、もうちょっと出せば安価な新品が買えると思う。そう伝えてみたものの、実際に使えることを確認している機種の方が信用できると譲らなかった。結局、購入時の8割程度の値段で交渉成立。自分が所有する機種なので、もちろん状態は良好。もうちょっと高く買ってもらおうと思っていたのだけれど、ほぼ交渉の余地もなく。自分の人当たりのよさが裏目に出たな、と少々反省している。
売らないという選択肢もあったのだけれど、彼のために他の機種を見繕う気にもならなかったのもあり、あれば楽しいけどなくても困らない、もっと言えば帰国時の荷物検査で携帯端末を大量に並べるのもどうかなあと思っていたので、つい売ってしまった。

また、商談成立前にそこまで事情が詳細にわかっていれば、わざわざ二台持ちをしなくてもGoogle Voiceなんかが使えると進言したと思う。もっとも、上に並べた事情の6割くらいは自分の推測だし、彼は多少の手間より金で解決する方が得意な人に見えた。余計なことは考えないことにしよう。

そんなわけで自分の手からすり抜けていったRedmi 4X。Xiaomi機らしく、ブートローダーアンロックからのROM焼きの過程に慣れるのにちょうどよい機種だと思う。Redmi Note 4(X)には劣れどカスタムROMも豊富にあるし、なにより安い。
自分はAOSP Extendedを導入していたけれど、自分の環境ではアプリのインストール関連で少々不具合があり、LineageOSを試したら問題なかったのでそちらで使っていた。また、知人の手に渡るまでにはMIUIに焼き戻しておいた。
ところで、この機種はカタログ通りならアメリカでは3G回線しか掴まないことになっている。それを承知の上で買ったのに、届いた機種はなぜか問題なくAT&TのLTEを掴んでいた。なぜだ。

なんだかんだ現在はOnePlus 5Tをメイン機として使っているけれど、それはまた別の話。