最近の大学では、Microsoftとライセンスを包括契約していて、個人利用のノートパソコン等にOfficeをインストールして利用できるようになっているところが増えてきています。
それはとてもありがたいのですが、大学で紹介されている通りの手順でインストールしたら、使う予定のないソフトまで一緒にインストールされた。とりあえずWord、Excel、PowerPointだけ使えたらそれでいいんだけどなあ、なんて思ったり。
近年は生協のパソコンも500GBのHDDの代わりに128GBのSSDが搭載されていたりして、容量不足に悩まされることも少なくありません(たぶん)。だったら、使わないソフトはできるだけ入ってないほうがいいでしょう。
ということで、Office365を使いたいソフトだけインストールしようともがきながら成功したので、備忘録。
僕が行った環境はWindows 10 32bit搭載のマシンで、インストールしたバージョンはOffice 365 Pro Plus 2016です。その他、たとえばOffice 2013とかだと、最初にインストールするファイル等が異なるはずです。
ざっくりとした手順はこんな感じ。
1.Microsoft Officeをインストールするためのツールをダウンロード。
2.ダウンロードしたファイルを実行し、セットアッププログラムを展開。
3."configuration.xml" を書き換え、インストールするソフトを選択。
4.コマンドプロンプトから実行、Officeをインストール。
では、順を追って詳細を。
まず、サイトからOffice 2016 Deployment Toolをダウンロードします。
リンク先の赤いDownloadボタンをクリックすると、ダウンロードが始まります。
ダウンロードした "officedeploymenttool_xxxx-xxxx.exe" (アンダーバー以降はバージョン名)を実行すると、なにやら英語の画面が出てきます。
Microsoftのソフトウェアライセンス規約が書かれています。
先へ進むと、先ほど選んだフォルダに "configuration.xml" と、 "setup.exe" というふたつのファイルができています。アイコンと名前がそれっぽいので "setup.exe" に飛びつきそうですが、グッとがまん。 "configuration.xml" を書き換えます(ちなみに今回の過程で "setup.exe" アイコンを開くことはありません)。
"configuration.xml" を右クリックし、"プログラムから開く"→ "ワードパッド" を選択。もしかしたら普通にダブルクリックで開けるかも。
"configuration.xml"ファイルの準備ができたら、いよいよインストール作業に入ります。
"configuration.xml"、および "setup.exe" ファイルが見えているディレクトリで Shift キーを押しながら右クリック、 "コマンドウィンドウをここで開く" を選択します。すると、コマンドウィンドウが現在のパスで開きます。"setup.exe /download configuration.xml" と入力(あるいはコピペ)して Enter キーを押すと、選択したソフトのダウンロードが始まります(ので、時間がかかります。気長に待ってください)。
ダウンロードが終わったら、文字が入力できる状態になります。そうしたら、同じように "setup.exe /configure configuration.xml" と入力、実行します。すると、インストール画面が出てくるはずです。
■161104(金)追記■
インストールファイルを保存しておく(:次回以降のインストールにも使用する)必要が無い場合、"setup.exe /download configuration.xml" のステップを省略し、いきなり "setup.exe /configure configuration.xml" を入力、実行しても正常にインストールできました。
インストールが完了したら、初回起動時に大学等で付与されたアカウントでサインインして、作業完了です。おつかれさまでした。
"configuration.xml" に関して、実際はもっと詳細な設定が可能なようですが、あまり重要ではないと感じた(よくわからなかった)ので割愛しました。興味がある方はこのあたりを覗いてみてください。
あくまで備忘録なので、うまくいかなかったぞ!どうしてくれる!!みたいな事態には対応するつもりはありません(できません)。参考程度にどうぞ。
それはとてもありがたいのですが、大学で紹介されている通りの手順でインストールしたら、使う予定のないソフトまで一緒にインストールされた。とりあえずWord、Excel、PowerPointだけ使えたらそれでいいんだけどなあ、なんて思ったり。
近年は生協のパソコンも500GBのHDDの代わりに128GBのSSDが搭載されていたりして、容量不足に悩まされることも少なくありません(たぶん)。だったら、使わないソフトはできるだけ入ってないほうがいいでしょう。
ということで、Office365を使いたいソフトだけインストールしようともがきながら成功したので、備忘録。
僕が行った環境はWindows 10 32bit搭載のマシンで、インストールしたバージョンはOffice 365 Pro Plus 2016です。その他、たとえばOffice 2013とかだと、最初にインストールするファイル等が異なるはずです。
ざっくりとした手順はこんな感じ。
1.Microsoft Officeをインストールするためのツールをダウンロード。
2.ダウンロードしたファイルを実行し、セットアッププログラムを展開。
3."configuration.xml" を書き換え、インストールするソフトを選択。
4.コマンドプロンプトから実行、Officeをインストール。
では、順を追って詳細を。
まず、サイトからOffice 2016 Deployment Toolをダウンロードします。
リンク先の赤いDownloadボタンをクリックすると、ダウンロードが始まります。
ダウンロードした "officedeploymenttool_xxxx-xxxx.exe" (アンダーバー以降はバージョン名)を実行すると、なにやら英語の画面が出てきます。
こんなん。 |
Microsoftのソフトウェアライセンス規約が書かれています。
インストールを進めるのに同意が必須なので、内容を確認したら左下にチェックを入れて、先へ進みます。
すると、ファイルの解凍先を選べ、というウィンドウが出てきます。基本的にはどこでも大丈夫だと思います。僕はダウンロードフォルダに "Office2016" というフォルダを作成しました。パスでいうと、 "C:\Users\ユーザ名\Downloads\Office2016" です。お好みでどうぞ。
先へ進むと、先ほど選んだフォルダに "configuration.xml" と、 "setup.exe" というふたつのファイルができています。アイコンと名前がそれっぽいので "setup.exe" に飛びつきそうですが、グッとがまん。 "configuration.xml" を書き換えます(ちなみに今回の過程で "setup.exe" アイコンを開くことはありません)。
"configuration.xml" を右クリックし、"プログラムから開く"→ "ワードパッド" を選択。もしかしたら普通にダブルクリックで開けるかも。
開きました。 |
このファイルに最初に書かれている内容は、サンプルです。
なので、以下の内容で上書きします。あるいは、以下の内容で "configuration.xml" を作成し、もともとの "configuration.xml" と置き換えてもOKです。
注意することは、3行目にあるOfficeClientEdition=の後ろを、使っているOSに合わせて、 "32" あるいは "64" とすることです。おそらく、最初から適切な方が記述されていると思います。
<Configuration>
<Add OfficeClientEdition="64">
<Product ID="O365ProPlusRetail">
<Language ID="ja-jp" />
<ExcludeApp ID="Access" />
<!-- <ExcludeApp ID="Excel" /> -->
<ExcludeApp ID="InfoPath" />
<ExcludeApp ID="Lync" />
<ExcludeApp ID="Groove" />
<ExcludeApp ID="OneNote" />
<ExcludeApp ID="Outlook" />
<!-- <ExcludeApp ID="PowerPoint" /> -->
<ExcludeApp ID="Project" />
<ExcludeApp ID="Publisher" />
<ExcludeApp ID="SharePointDesigner" />
<!-- <ExcludeApp ID="Word" /> -->
</Product>
</Add>
</Configuration>
<Add OfficeClientEdition="64">
<Product ID="O365ProPlusRetail">
<Language ID="ja-jp" />
<ExcludeApp ID="Access" />
<!-- <ExcludeApp ID="Excel" /> -->
<ExcludeApp ID="InfoPath" />
<ExcludeApp ID="Lync" />
<ExcludeApp ID="Groove" />
<ExcludeApp ID="OneNote" />
<ExcludeApp ID="Outlook" />
<!-- <ExcludeApp ID="PowerPoint" /> -->
<ExcludeApp ID="Project" />
<ExcludeApp ID="Publisher" />
<ExcludeApp ID="SharePointDesigner" />
<!-- <ExcludeApp ID="Word" /> -->
</Product>
</Add>
</Configuration>
また、これは64bit版環境でExcel、PowerPoint、Word をインストールする例です。<ExcludeApp ID="ソフト名"> と記述することで、インストール対象から除外されます。加えて、行を <!-- --> で挟むことで、その行の内容が無視されます( "Excelをインストール対象から除外" という内容を無視 = インストールする、というトンチのような書き方。残り2つも同様です)。あるいは、インストールしたくないソフトについてのみ記述しても問題ありません。
こんな感じ。ちなみにこれは32bitの場合。 |
これもOK。インストールしたいソフトの行を削除しています。 |
"configuration.xml"ファイルの準備ができたら、いよいよインストール作業に入ります。
"configuration.xml"、および "setup.exe" ファイルが見えているディレクトリで Shift キーを押しながら右クリック、 "コマンドウィンドウをここで開く" を選択します。すると、コマンドウィンドウが現在のパスで開きます。"setup.exe /download configuration.xml" と入力(あるいはコピペ)して Enter キーを押すと、選択したソフトのダウンロードが始まります(ので、時間がかかります。気長に待ってください)。
ユーザ名は適当にごまかしています。 |
ダウンロードが終わったら、文字が入力できる状態になります。そうしたら、同じように "setup.exe /configure configuration.xml" と入力、実行します。すると、インストール画面が出てくるはずです。
■161104(金)追記■
インストールファイルを保存しておく(:次回以降のインストールにも使用する)必要が無い場合、"setup.exe /download configuration.xml" のステップを省略し、いきなり "setup.exe /configure configuration.xml" を入力、実行しても正常にインストールできました。
選択したソフトのアイコンだけ表示されてたら成功。 |
インストールが完了したら、初回起動時に大学等で付与されたアカウントでサインインして、作業完了です。おつかれさまでした。
"configuration.xml" に関して、実際はもっと詳細な設定が可能なようですが、あまり重要ではないと感じた(よくわからなかった)ので割愛しました。興味がある方はこのあたりを覗いてみてください。
あくまで備忘録なので、うまくいかなかったぞ!どうしてくれる!!みたいな事態には対応するつもりはありません(できません)。参考程度にどうぞ。
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